【FFRK】インナーの悲鳴が聞こえねえかクラウドさんよぉぉ!!【596】

FF7リメイクで遊びました

ff71

「最新の技術でFF7やりたいなー」という誰もが一度は思い描いたであろう夢が、ついに現実のものとなりました。

期待と不安が入り交じる中、私も発売日の0時から早速プレイしました。

今回のブログでは、コンピレーション作品も一通りプレイした立場から極力ネタバレしない方向(原作のネタバレはあり)でFF7リメイクの感想を記していきます。

……と言っても、軽微なネタバレは避けられないため、まっさらな状態でプレイしたい方はブラウザバック推奨です。

全体の構造

歩き

ゲーム全体の構造は、FF10、FF13のようなリニアな作りでした。

ミッドガル内の街をいくつか散策できますが、サブイベント的なものはさほど多くなく、基本的にストーリーを追うのが主なゲームです。

私の場合はかなり寄り道をしてエンディングまで36時間、ハードクリア&裏ボス撃破まで寝落ち込みで60時間ほどだったので、ボリュームは決して多くありません。

バトル

バトル

バリバリのアクション……のように見えて、根っこの部分はかなりATBコマンドバトルです。ソウルシリーズやニーア等のセオリーを持ち込んでしまうと雑魚敵でもかなり苦戦するため、アクションに慣れているプレイヤーほど最初は困惑するかもしれません。

ボタンをガチャガチャ押すよりもコマンドで適切な魔法とアビリティを選んで敵を崩す事が重要なため、コツを掴んでくるとATBを使ったコマンドバトルの感覚に近くなっていきます。

良かった点

瞬時にキャラを切り替えての戦闘が良い意味で忙しく、キャラ毎の特徴もはっきりしているので、シチュエーションに合わせてキャラチェンジしていく判断がばっちりキマった時は爽快です。

演出もかなり力が入っていて、アプスやサンプルH0512のような原作の地味ボスでもド派手かつ熱いバトルを体験できます。

原作でのプレート落下を巡る攻防はとんでもない死闘になっており、終盤のとあるボスのBGM演出は原作ファンとしては鳥肌モノ。

システムによるスピード感と演出による緊迫感&高揚感は、過去のFFと比べても頭ひとつ以上抜けた素晴らしいクオリティでした。

悪かった点

回避に無敵判定がない、判定の出が遅い魔法が使いにくい、ロックオンとカメラの歪な挙動、フェーズ移行演出によるこちらの攻撃の無効化……といった細かい部分の仕様が、プレイする上で結構な頻度でノイズになっていました。

私は難易度ノーマルとハードでプレイしましたが、ノーマルでも苦しい戦いに陥る事が多々あり、道中の雑魚でボス以上の極端な難所が唐突に発生する事もしばしば。

バトルのコンセプトは個人的にかなり好みでしたが、細かな仕様とバランスの面では次回作以降で改善してもらいたい部分が少なくありませんでした。

マテリアシステム

マテリア

マテリアシステムは原作をほぼ踏襲していました。

序盤は装着できるマテリア穴の数に対して入手できるマテリアがかなり多いため、どのマテリアを育てるか悩む事になりますが、その感覚は本当にオリジナル版をプレイしていた当時と同じものでした。

ぞくせい+ほのお、かいふく+ぜんたいか(はんいか)といったカスタマイズ性もそのまま受け継いでいます。

良かった点

今回のバトルに合わせた内容の新規マテリアもいくつかあり、組み合わせを考える楽しさは原作通りです。

敵の弱点と耐性、あるいは敵の攻撃属性に、しっかりマテリアを合わせる必要がある戦闘バランスなので、原作以上にマテリアの重要性が高まっています。

悪かった点

ボスがギミック重視になっているぶん、マテリアの組み合わせが固定されがちで、自由を感じにくい点は気になりました。

属性弱点を突けるかどうかで戦闘の難易度が大幅に変わるため、初見プレイでは常に主要属性の全てを常に持ち歩かないといけない点も個人的にはマイナス。

また、上記のバランス上、「みやぶる」が必須化しているので、ただでさえマテリア穴が少ない状況で「みやぶる」で1枠固定されてしまう事も、マテリアシステムの良さを削いでしまっていると感じました。

BGM

今作のBGMは、基本的に原作のアレンジを使用しています。

原作の雰囲気を維持した正統進化と呼べるアレンジが多く、多くの時間を違和感なくプレイできました。

逆にあえて「いやこの曲はそうじゃないだろ……」と思わせておいてから、ここぞというところで原作に寄せたアレンジに転じるといったニクい演出もあり、アレンジの方向性と使いどころの両面で高いクオリティを維持していました。

終盤のあのボス戦の演出を目の当たりにした時は、「買ってよかった」と心から思えました。

キャラクター

今作最大の長所は、開発側によるキャラクターの解釈がパーフェクトに近いものだったという事です。

FF7はコンピレーション作品が出る度にキャラ振れのような違和感が多少ありましたが、今作は原点のFF7にしっかり立ち返りつつ違和感なく深堀りされていました。

クラウド

クラウド

久々のクラウド!……というわけではなく、RKやディシディアのようなFFお祭りゲーとスマブラ等への出演があるぶん、リメイク発売前にクラウドを操作する機会は結構ありました。

が、やはり「FF7のクラウド」を動かしているという感覚は格別。

オープニングのタイトルバックを経てクラウドを操作できるようになった瞬間、自分の中で中二スイッチが一気にオンになったのがわかりました。

もはやクラウドは好きとか嫌いとかそういうステージにいないというか殿堂入りのような存在なので、あえてクラウドについて思いを馳せる事はほとんどなくなっていました。

が、今回、実際に「FF7のクラウド」を動かしてみて、改めてクラウドが持つキャラクターとしての力のようなものを感じる事ができました。

面白あんちゃんとしてのクラウド

出張作品のクラウドは大抵「クールなイケメン」として描かれていますが、今作は元のFF7クラウドのコメディチックな部分もしっかり表現されています。

「かっこいいキャラ」ではなく「かっこつけているキャラ」として描かれ、とりわけ序盤ではかっこつけているクラウドによる笑いがふんだんに盛り込まれています。

旧作プレイ済なら、「そうそう、クラウドってこうなんだよ!」と懐かしい気持ちになれるでしょう。往年のFF7ファンにこそ、今回のクラウドは是非見てもらいたいです。

それでもかっこいい場面はしっかりかっこいいので、このあたりのキャラ描写のバランス感覚は見事でした。

バレット

バレット

体験版での妙なテンションが話題になったバレットですが、ストーリーを進めていくうちにどんどん好きになってしまうこれまた絶妙な描写でした。

もっぱら笑い担当ですが、シリアスな場面ではグッと引き締まる立ち振舞いをしてくれて、原作のイメージを損なわずなおかつ原作以上に好きになれるというミラクルをキメてくれました。

恐らく、バレットは今作で最も好感度の上がったキャラでしょう。

エアリス

エアリス

かわいい。とにかくかわいい。

声と動きがつくと本当にかわいい……。クライシスコアでも声と動きはありましたが、今回は表情、仕草、セリフ、どれをとっても見ていて楽しく、そしてかわいく仕上がっていました。

クラウドとのやり取りはどれも微笑ましく、それだけに彼女の今後の運命を知っていると今から戦々恐々としてしまいます。

ティファ

ティファ.png

発売前はインナー着用&Wメテオ弱体化が話題になったティファ。

が、実際にプレイして最初にティファを見た時に思ったのは、

「でけぇ」でした。

本当に弱体化されたのか疑わしくなるほどのヒュージマテリアっぷりで、イベントシーンでティファが出てくるたびに「でかい」と呟いてしまうほど。インナーへの暴力と言ってもいいでしょう。

PVや画像で何度も見て「萎んだなぁ」と思っていたはずなのに、実際にプレイするとマジででかく見える不思議。これは是が非でも自分の目で確かめて頂きたい。本当にすごいです。

特に横を向くとヤバいです。約束の地はここにあったんです。

キテる

エアティ

今作では、エアリスとティファが原作より仲良くなっています。

かなりキテます。

このままいくと忘らるる都でティファがエアリスを庇って死ぬんじゃないかと思うくらいキテます。

レッドXIII

犬ではない

ストーリーがミッドガル脱出までなので、仲間になるのは今作の最終盤です。そのため操作可能なキャラではなく、ゲストとして参加するに留まっています。

個人的には短い間でも操作してみたかったので、その点はかなり残念でした。

短い出番ながらも、序盤の「渋いフリをしているレッドXIII」を堪能できる会話シーンはちゃんと盛り込まれています。

特にバレットとのやり取りは必見です。

その他のキャラクター

ルーファウス、タークスの面々といったおなじみのキャラはもちろん、アバランチメンバーのビッグス、ウェッジ、ジェシー、さらには神羅課長やジョニーといった脇役もしっかり描かれていました。

レノ&ルード戦は激熱の死闘で、ルーファウス戦も「こいつ本当に人間か?」と思ってしまうほどの超人バトルで大幅に盛られています。

まとめ

ゲーム部分は斬新さこそ無いものの、手堅い作りで概ね安定して楽しめました。見た目はアクションですが、今作においてアクションゲーの経験はほとんど意味を為さず、コマンドバトルの思考がモノを言うので、「アクションはちょっと……」という理由で手を出さずにおくのは正直言ってかなりもったいないです。

シナリオに関しては旧作を遊んでいる事が前提のような構成になっているため、完全新規だとついていきにくい部分があるかもしれません。本編のFF7だけでなく、クライシスコア、ビフォアクライシスの設定も拾っているので、リメイクを隅々まで味わうには結構な予習が必要です。特にクライシスコアをプレイしているかどうかで、シナリオの感じ方は大きく変わってしまいます。

そのぶん、従来のFF7ファンを強く意識した作りなので、RKプレイヤーなら今回のリメイクは十分楽しめると思います。

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黒板ごろー

黒板ごろー

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